顎関節症に使うマウスピースの種類とは?ナイトガードとスプリントの違いを解説
▼目次
顎関節症は、顎の痛みや口の開閉のしづらさなどを引き起こし、日常生活に支障をきたすこともあります。その治療のひとつとして、「ナイトガード」や「スプリント」というマウスピースが用いられます。しかし、これらの違いについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は、顎関節症の治療で使用されるマウスピースの基本から、ナイトガードとスプリントの違い、正しい使用方法やお手入れのポイントまで詳しく解説します。
1. 顎関節症のマウスピースとは?基本を解説
顎関節症の治療の一環として用いられるマウスピースは、顎の負担を軽減し、症状の改善を目的とした装置です。歯ぎしりや食いしばりによって顎関節にかかる圧力を減らし、関節の動きをスムーズにするために使用されます。以下に、マウスピースの基本について解説します。
①マウスピースの目的
・歯ぎしりや食いしばりによる歯の摩耗を防ぐ
・顎関節への負担を軽減する
・噛み合わせを安定させる
②使用される主なケース
・顎に痛みや違和感がある
・口の開閉がスムーズにできない
・歯ぎしり・食いしばりの癖がある
・顎関節症の診断を受けた
③マウスピースの種類
・ナイトガード:主に歯ぎしり・食いしばり対策に使用される
・スプリント:噛み合わせの調整や顎関節の負担軽減を目的とする
マウスピースは、症状に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
2. ナイトガードとスプリントの違いとは?
顎関節症の治療に使われるマウスピースには、主に「ナイトガード」と「スプリント」があります。どちらも顎関節の負担を軽減するために用いられますが、目的や効果には違いがあります。それぞれの特徴を以下に詳しく解説します。 ①ナイトガードとは?
ナイトガードは、主に就寝時に使用するマウスピースです。歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを防ぎ、顎関節への負担を減らす役割があります。素材は柔らかいものから硬いものまであり、患者さんの症状に応じて選ばれます。特に歯ぎしりが強い人は、硬めのナイトガードが適している場合が多いです。
ナイトガードは、夜間に無意識に行われる歯ぎしりの力を分散し、歯の摩耗や破損を軽減するとされています。また、顎の筋肉への負担も緩和されるため、顎関節の負荷を和らげる効果も期待できます。
②スプリントとは?
スプリントは、顎関節症の症状を軽減するために作られるマウスピースで、ナイトガードよりも噛み合わせの調整を重視した装置です。日中にも装着できることがあり、顎関節への負担を減らしながら、正しい噛み合わせに導く働きをします。素材は比較的硬めのプラスチックが多く、ナイトガードよりも調整が細かく行われることが特徴です。
スプリントは、顎関節症の痛みや違和感がある人に適しており、噛み合わせのズレによる顎関節への負担を和らげます。また、顎関節の動きを安定させることで、症状の悪化を防ぐことが期待できます。
③ナイトガードとスプリントの違い
ナイトガードは歯ぎしりや食いしばりを防ぐ目的で使用されるのに対し、スプリントは顎関節症の治療や噛み合わせの調整を目的としています。また、ナイトガードは主に寝るときに装着しますが、スプリントは昼夜を問わず装着することもあります。
このように、ナイトガードとスプリントは似ているようで異なる役割を持っています。自分に合ったマウスピースを選ぶためには、歯科医師の診断を受けることが重要です。
3. マウスピースの正しい使用方法とお手入れのポイント
マウスピースを効果的に使うためには、正しい装着方法とお手入れが重要です。以下に、押さえておきたいポイントを解説します。
①使用方法のポイント
・歯科医師の指示に従い、決められた時間に装着する
・最初は違和感がある場合もあるが、徐々に慣れていくことがほとんどである
・強い痛みや違和感がある場合は、歯科医師に相談する
②お手入れのポイント
・使用後は必ず流水で洗い、汚れを落とす
・週に1~2回は専用の洗浄剤を使用する
・変形の原因になるため、熱湯で洗わない
③マウスピースを長持ちさせるコツ
・破損や変形を防ぐため、保管ケースに入れる
・定期的に歯科医院でチェックしてもらう
適切なケアを行うことで、マウスピースの効果を最大限に引き出すことが期待できます。
4. 横浜市緑区の歯医者 長津田おさまる歯科クリニックの顎関節症治療
「顎に痛みがある」「口を開けると音が鳴る」「口が開きにくい」など、顎関節症の症状は人によってさまざまです。
症状が悪化すると、身体のバランスが崩れ、頭痛や腰痛、肩こりといった全身の不調が現れることがあります。
横浜市緑区 長津田駅近くの歯医者 長津田おさまるクリニックにご相談に来られる患者さんは顎関節症でお悩みの方はもちろん「顎関節症かもしれない」と不安を抱えている方や、「他院で治療を受けたけれど改善しない」とお悩みの方なども来院されています。
患者さんの中には身体の不調の原因が顎関節症にあると気づかず、対処が遅れてしまうケースも多く見られます。
先ずはご相談にいらしていただければと思います。
また、不安を抱えたまま治療に入るのは誰でも気が進まないものです。
長津田おさまるクリニックでは、顎関節症の治療に際し、まず患者さんの症状や原因について丁寧にご説明し、ご理解いただいてから治療を開始いたします。
安心して治療に臨んでいただけように、治療中の不安や疑問も気軽にご相談いただける体制を整えています。
大切なのは、「治る」とは必ずしも「すべてが元通りになる」ことではなく、「健康な生活を取り戻す」ことです。
長津田おさまるクリニックでは、患者様が再び健康な日常生活を送れるよう、しっかりとサポートいたします。
5. まとめ
顎関節症の治療に使用されるマウスピースには、主にナイトガードとスプリントの2種類があり、それぞれ用途や効果が異なります。ナイトガードは歯ぎしり・食いしばり対策、スプリントは顎関節の負担軽減や噛み合わせ調整が目的です。自分に適したマウスピースを選択するには、歯科医師の診断を受けることが重要です。
横浜市緑区の歯医者 長津田おさまる歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた治療をご提案しております。
横浜市緑区 長津田駅周辺で顎関節症にお悩みの方は、長津田おさまる歯科クリニックまでお問い合わせください。
監修:長田 裕行
経歴:
昭和大学歯学部卒業
北海道大学予防歯科医局
熊澤歯科クリニック研修
神奈川県内歯科クリニック分院長
長津田おさまる歯科クリニック開業